熊本市慈恵病院

 理事長の蓮田太二(76歳)が、親がどうしても育てられない赤ちゃんを救いたいと、匿名で赤ちゃんを預かる「ゆりかご」を設置してから5年。

 パッシングにさらされても命を救う医療と対峙し続けてきた産婦人科医には、揺るぎのない信念があるようだ。

「ゆりかご」開設の前から24時間365日、電話相談を受けていた。
そして、「ゆりかご」には
「赤ちゃんの幸せのために預ける前にチャイムを鳴らし相談して下さい」
と記されていた。

 匿名だから事情のある母親が安心して預けに来て赤ちゃんの命を救えると理事長は言われる。 しかし県や市が設けている検証会議からは一貫
して「子どもの出自を知る権利を妨げる」と指摘されているそうです。

時の首相だった安部晋三氏が「親として責任を持って産むことが大切では
ないか。大変抵抗を感じる」と発言して大きな論争になった記憶がある。

「捨てられた赤ちゃんを黙って見過ごすのは、虐待で亡くなる子どもを
そのまま見ているのと同じ」ではないか。

 政局が変わると多分この人が首相に返り咲くでしょう。
5年前と考えは変わらないのか・・・・・。