ごめんなさい

 2名の子どもが、自転車に乗り遊んでいましたが、よそのお宅の玄関先に
あったプランターを割ってしまった。

 割った子どもは茫然として、「ゴメンナサイ」の一言が言えず黙っていたそうです。プランターの持ち主の方は、謝ることの大切さをその子どもに解ってもらいたいと・・・・。 

 誰でも経験があると思うのですが、忘れられない恥ずかしい記憶。
たいていそれは本当の意味で社会と関わった時に失敗した思い出なのではないでしょうか。

 悪いことをしたことはよく分かっているが、子どもゆえの、逃げ出してしまいたい思いと、こういう時はどうすればいいのか・・・両親から教えられたものを頭の引き出しから出そうと・・・そしてフリーズ。

 なんとなく想像ができます。この小さな出来事がしかし、やがて一人の大人を創るうえで大きな要素になるように思えるのです。

 してしまったことは取り返しがつかない、大切なことはそれをどう処理するか。その子の両親にとっても同じことが言えます。プランターの持ち主の方が教えたいと思われたことが、きっと伝わっていると思いますが。

 子どもは両親や家族だけでは育たない、社会、つまり地域の人たちも子どもを育てる。育てたいと考えています・・・・。