劇団 座★NAGAKUTE 第22回公演

 4日に「ゲゲゲのげ」〜逢魔が時に揺れるブランコ を見てきました。

とてもシュールな演劇で、久しぶりに真剣に頭を悩ませながら観ました。

幕が下り拍手が鳴り終わり照明がついたら、目の前を『渡辺えり』さんが

険しい顔で通り過ぎました。

アフタートークで舞台に上がるまで同じ客席で芝居を見ていたのです。

 地域住民が演劇を学び、作品を制作、発表する機会を設け、地域の演劇

活動を育成することを目的に結成された市劇団です。

今回は、あの渡辺えりさんを世に知らしめたと言っても良い彼女の自伝的

作品が演目ということで、作者、渡辺えりさん本人がアフタートークにみ

えたわけです。トークでも話されていましたが自分の作品に対する思いが

強くて、上演がうれしくて、観に来たけれど、劇の内容の解釈が、どうし

ても納得がいかなかったのでしょう。TVでは見えない彼女の演劇にかけ

る情熱を知ることになったトークでした。これぞTHEプロ!

 劇団の方々もお疲れ様でした。本物に触れることができたことで満足と

言えるのではないでしょうか。でも、わたしは、えりさんも言っておられ

たように素人演劇が好きです。あそこまで、みなさんが一緒に完成させた

ことに拍手をおくります。