本屋で見つけた一文に釘づけ・・・ 

 『取り返しのつかない事に なってしまった/もうだめだ 助かりゃしない誰も 神様 仏様 お医者様 お月様 キリスト様 科学の力を信じていたのに/ Ah メルトダウン メルトダウン

 2009年に亡くなった忌野清志郎が歌っていたのは、何と1989年だった。

チェルノブイリが86年で、日本ではそれほど原発問題が騒がれていなかった。この89年「メルトダウン」し始めていたのは原子力だけではない。

バブル景気が溶けていったのが翌年から。超短期内閣(宇野首相の69日)
の連鎖が始まり政治も溶け始めた。

この時期にこの歌詞を作っていたのは詩人直観としか言いようがない。
あれから20余年、幸福論がブームです。

「新・幸福論」 「日本人のための新幸福論」「反・幸福論」など
大物作家の新刊が相次ぎ出版された。

 しかし、「幸福論」がはやるというのは、多くの人が何か不幸だと感じているからか?