JALの再上場記事

 


 6月の事前報道どおり来月19日上場する。

 想定公開規模は6632億円と、最近では10年4月に上場した第一生命保険(1兆88.6億円)に次ぐ巨大上場だ。もちろんグローバルオファリングとなる。
 
 コード番号は上場廃止時の「9205」ではなく、日本エアシステム(JAS)との統合前に使用していた「9201」になった。
 鶴丸マークの復活といい、完全にJASのにおいを消したいのではないかともうかがえるが、名実ともに栄華を誇った時代の01銘柄が復活することになる。
 
 なお、01が使用される理由は単に法人格の問題で、現在のJALは上場廃止時のJALではなく、JASとの統合前の法人格だからだ。テクニカル的には2年前の10年1月ではなく、02年10月に上場廃止した会社ということになる。

 一方で、3日付の「産経新聞」によれば、逆風は強まるばかりのようだ。自民党からの横やりが上場申請の報道時にも話題になった。同党の西田昌司参院議員が2日の参院国土交通委員会で、会社更生法の手続き終了直前の11年3月に実施した総額127億円の第三者割当増資について「再上場後の値上がりが確実な情報を知っていたからだ」と追及したという。
 

 今どき未上場株が値上がり確実とはSFJの事例を見てもらいたいものだが、政界では今なおリクルート事件の記憶が強いのかもしれない。

さらに、「日本経済新聞」によると

日航の割引券は国内路線で大人普通運賃が半額になる。1売買単位(100株)につき原則として年間1枚を提供。株数に応じて増える。また、3年連続で株式を保有すると割引券を追加する。保有株数によって追加枚数は変わるが、300株を保有する株主の場合、3年保有すると割引券が2枚増え年5枚になる。

金券ショップの店が無い時なら割引券は魅力でしたが、この程度の株式優待では正直、余り魅力が感じ取れない。

さらに、オリンピックで燃えている間に政局は大きく動き始めた様子。
まさに、国民不在の情けない政治とおもいますが・・・。